全中労(全国中立労組政策推進会議)は、2024 年3 月28 日(木)、平河町・都
市センターホテルにおいて名古屋、埼玉、東京より約60 名の出席で「2024
全中労セミナー」を開催しました。
また、セミナー当日の早朝は、東京、上野、池袋等17か所にて5年ぶりとなる「主要駅頭ティッシュ配布」を実施し、全中労の活動をアピールしました。
セミナーの冒頭、北里全中労議長より挨拶があり、その後、各地域議長
(杉本東海議長、行木東京議長)より各地域情勢の報告が行われました。
挨拶終了後に行われたセミナーでは、「特定社会保険労務士」の川田政先生に
ご講演をいただきました。川田先生は、国際自動車株式会社で執行役員として
タクシー事業統括、また採用部門の責任者として新卒乗務社員の採用や女性活
躍推進など業界変革に取り組まれ、同社退職後、「特定社会保険労務士」として
講演活動のかたわら、「全国の運輸・タクシー業界の労務管理」、「『働きやすい
職場認証制度』申請サポート」など、幅広く業界のサポートにあたられていま
す。
今回は「2024 年これだけは押さえておきたいハイタク業界のこれから」をテ
ーマに、「タクシー事業の収支構造」、適用の猶予を受けていた自動車運転業務
従事者に対しても2024 年4 月1 日から「時間外労働の上限規制」が適用され
ることに伴い、見直される「改善基準告示」が現場でどのような影響があるの
か等についてわかりやすく解説をいただきました。
約1 時間30 分、実例を交えながら非常にわかりやすく、また出席者を飽きさ
せることのない講演をしていただき、皆さん最後まで熱心に聴き入っていまし
た。
今回の内容は労働組合の役員として知っておくべき知識であることに加え、
労使共通の課題として深く掘り下げて議論していかなければならない喫緊の課
題であることから、今後の全中労の活動に大いに役立つセミナーとなりました。